すみよしじんじゃ
住吉神社
兵庫県指定文化財 本殿
日本へそ公園の東にある古木に覆われた森に鎮座しています。創建時期は、はっきりしませんが、本殿は全国的にも希少な「二間社流造(にけんしゃながれづくり)」という建築様式で、兵庫県内に5棟しか現存しておらず、県重要文化財にも指定されています。
現存する本殿は、元禄4(1691)年、淡路島・浦出身の大工・平時貞により再建されたもので、象鼻の下にさらに木鼻を飾るなど「浦」特有の技法が見られます。「流造」とは日本の神社建築様式のひとつで、前面にせり出した屋根が、水の流れるような美しい曲線であることに由来します。本殿正面の柱間(はしらま)が2間(柱が3本)であれば「二間社流造」、3間(柱が4本)であれば「三間社流造」といいます。本殿に向かって左側には農村歌舞伎舞台があり、本殿とともに当時の庶民文化を知る上で貴重な文化財です。
- 所在地
- 兵庫県西脇市上比延町1429-1