2015(平成27)年4月、市内の飲食店主をはじめ多種多様な人が集まり、西脇市の新ご当地グルメ開発のプロジェクトが始動しました。 プロジェクトの活動と並行して西脇市が実施した観光資源活用調査では、西脇市で食べてみたいご当地グルメとしてトップになったのが「黒田庄和牛を使ったローストビーフ」でした。
西脇市は、その多くが神戸ビーフとして出荷される「黒田庄和牛」の生産地。 プロジェクトでは、自分たちが大切にしていきたい資源として黒田庄和牛を選んではいましたが、肥育頭数は少なく地元での消費はごくわずか、しかも高価な食材であるため、活用にあたってはいくつかの課題がありました。
こうした中、プロジェクトでの話し合いを重ね、最終的に導き出したご当地グルメがローストビーフ。 「西脇市で食べてみたいグルメ」として最も多くの人に答えていただいた期待に応えるため、みんなで達した答えでした。
地元で生まれ育った高級和牛を余すことなく使い、参加店で共同仕入れする仕組みを新たに構築し、少し手軽に親しんでいただけるご当地グルメとして誕生したのが「西脇ローストビーフ」なのです。
その多くが「神戸ビーフ」として巣立つ黒田庄和牛。 生産地ならではの味わい方、「西脇ローストビーフ」には3つの約束があります。
モモ肉の4つの部位をローストビーフに仕上げています。 それぞれの個性に応じた味わいと食感が楽しめます。
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ソトヒラ
弾力があり、しっかりとした旨みのある肉味と食感が特徴
ウチヒラ
繊維質がしっかりした食感。ソトヒラより柔らかく肉味はやや淡泊
ラム
ローストビーフに適した形状で、霜の入りが良く柔らかい肉質
マル
脂身・肉味・食感のバランスが良い希少な部位
華やかに仕上げるために用い、地場野菜を取り入れた地産地消の西脇メニューとして提供します。
こだわりのひとつとして、各店舗がオリジナルのソースを使います。 バジルや金ゴマ味噌など用いる肉の部位や調理法との相性を見極めながら工夫を凝らして作り上げています。